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タイトル |
現場管理の歴史的起点ー戦後日本鉄鋼業における「職務の科学化」 |
著作者 |
青木 宏之(日本学術振興会特別研究員・東京大学社会科学研究所研究員) |
コード |
4-88372-267-8 C3334 |
カテゴリー |
労働情報センター |
書籍カテゴリー |
書籍,書籍/人事・労務管理 |
発行年月 |
2006/07/20 |
価格(税込) |
1,100円
(本体価格 1,000円)
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在庫状況 |
品切れ |
体 裁 |
A5版 並製 |
ページ |
100 |
概 要 |
本書は、日本鉄鋼業の要員管理と報酬管理を検討することを通じて、第二次大戦後の日本企業における現場管理の変遷を明らかにし、その特徴を解明するひとつの試論として提示されるものである。
その特徴とは、<1>能力ランク制度による同一の賃金・人事管理の全社員への適用、<2>経営合理的な要員管理、<3>前記の2項目を可能にする長期的な人材育成・活用、<4>中央管理部門での集権的な人的資源管理と分権的生産管理、などがあげられる。
このような現場管理が歴史的にいかに形成されてきたかについては、未だ十分なる研究がなされておらずその解明は課題とされているが、本書は、各種文献や資料に止まらずヒアリング調査などによる実証研究により歴史的視点から考察することで、その解明の一助とすべく刊行されるものである。 |
参考URL |
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添付ファイル |
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目 次 |
第1章:現場管理史の捉え方
本稿の課題/現場管理制度の分析モデル
第2章:日本的現場管理の前史
明治前期の雇用慣行/明治後期から昭和初期における萌芽/第二次大戦以前の現場管理制度の評価
第3章:激変する環境
雇用関係・労働市場/生産復興/技術革新
第4章:要員管理−仕事とヒトの結びつけ
二重の管理/ミクロ的要員管理/マクロ的要員管理
第5章:賃金管理−労使の係争点
戦後の賃金体系史:日経連の政策を中心に/大手三社における職務給導入/職務給をめぐる労使交渉
第6章:人事制度−能力主義的秩序の形成
役職制度/職能資格制度
第7章:結論
基盤形成:1950年代/現場管理の確立/戦後現場管理システムの到達点と限界 |
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