タイトル |
戦略的福利厚生−経営的効果とその戦略貢献性の検証― |
著作者 |
西久保浩二(生命保険協会調査役、東京都立短大・成城大学講師) |
コード |
4-88372-207-4 C3034 |
カテゴリー |
労働情報センター |
書籍カテゴリー |
書籍/企業福祉シリーズ |
発行年月 |
2004/08/30 |
価格(税込) |
3,960円
(本体価格 3,600円)
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在庫状況 |
品切れ |
体 裁 |
A5版 ・上製カバー付 |
ページ |
364 |
概 要 |
現在、わが国企業の福利厚生制度には厳しい評価が加えられている。経済成長期には
継続的に拡充が図られ、日本的経営を支えてきたシステムのひとつとして位置づけられて
きた福利厚生制度は、バブル崩壊後の90年代後半以降では、コスト・労力双方の削減の
嵐のなかで廃止・縮小の対象として捉えられ、またアウトソーサーや外部施設などの活用
により、従来とは異なる形態へと変容してきている。また、健保・年金保険料のアップなど
の法定福利費の重い負担は、さらに法定外福利費の縮減へと追い討ちをかけている。
そこで、企業経営での福利厚生制度を経営的効果と企業戦略への貢献という視点で捉え
直して、従来の一律的・恩恵的な内容から、従業員の生産性・創造性の維持・向上を図る
機能に特化することで、成果主義的な制度にリニューアルすることが必要となっていると
思われる。
本書は、以上のような問題意識のもとで、これからの方向性とその具体的施策について、
実例をまじえながら分析・解説をほどこした労作である。 |
参考URL |
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添付ファイル |
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目 次 |
第1章:企業の制度導入と従業員の利用の現状
現在の制度普及の実態/現れはじめた変化のシグナル/企業負担の実態
第2章:環境変化とその影響−福利厚生をめぐる二つの環境変化
流動化と高齢化/変わる経営−人材観の転換/本格化する高齢化の重圧
第3章:分解過程にある伝統的な日本型福利厚生
目指すべき二つの方向/創造的支援システム/相互扶助・自助システム
第4章:福利厚生の特性
生成期における必然性と有効性/福利厚生の特性
第5章:福利厚生の経営的効果
経営的効果の存在/効果の体系と理論的解釈/福利厚生マネジメント
第6章:戦略的福利厚生のフレームワーク
SHRM(Strategic Human
Resouce Management)の視点/
戦略的福利厚生の萌芽みる企業事例/戦略的福利厚生への展開
第7章:戦略ツールへの評価とその活用の考え方
カフェテリア・プラン/アウトソーシング |