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タイトル 人的資本のROI
著作者 ジャック・フィッツエンツ(Jack Fitz-enz) [訳] 田中 公一
コード 978-4-8201-1958-6
カテゴリー 生産性出版
書籍カテゴリー 書籍/管理者・リーダーシップ,書籍/人事
発行年月 2010/12/09
価格(税込) 4,950円   (本体価格 4,500円)
在庫状況 品切れ
体 裁 A5判並製
ページ 334
概 要 人材の将来価値を評価する。
SHRM(米国人材マネジメント協会)ブック・オブ・ザ・イヤー賞受賞書籍

日本の読者のみなさまへ
本書の出版を通じて、世界における産業の中心地である日本で私の仕事が紹介されることは、私にとってこの上ない喜びです。生産性や品質の分野で日本の経営が成し遂げた優れた成果は広く世界に知られるところです。私は、組織マネジメントと人的資本マネジメントが効果的に結びつくことに本書が有用な役割を果たすことを願っています。すでに1950年代の日本で認識されていたように、人材が、商品やサービスの生産においてもっとも重要な資源であることは論を俟たないでしょう。本書で私は、人的資本をトップ層の戦略レベルの評価尺度に結びつけるだけでなく、このかけがえのない資本を、さらに機能組織レベルでの生産性、品質、そしてサービスにも結びつけるための、系統的なアプローチを確立することを目指しています。

人的資産をどのように「見える化」するのか。モチベーションは勘案されるのか。
グローバル戦争、市場のボラティリティ、労働統計学上の労働力不足によって特徴づけられる21世紀において、将来の成功は、主体的に価値を生む唯一の資産である人材の価値創造者としての潜在能力を最大限発揮させるような、戦略的なHCM(ヒューマン・キャピタル・マネジメント)ができるか否かにかかっている。本書では、多くの観点から人的資本マネジメントに対する投資へのリターン(ROI)の評価法や評価の際のベースとして持つべき考え方などが、幅広く記述されている。
・・・訳者より

人的資本という用語は、セオドア・シュルツ―世界における低開発国の状況に関心を抱いていたエコノミスト―によって提唱された。彼は「伝統的なエコノミストの立場では、この問題は扱えない」と述べた。彼は貧しい人々の富の改善は、土地や設備、あるいはエネルギーによってではなく、知識によってこそなされることができると主張した。彼は、このような経済の1つの側面を人的資本と呼んだ。シュルツ―1979年にノーベル賞を受賞―による、以下のような記述がある。「人間の能力は、先天的か、獲得されたものかのいずれかである。すべての人が、特別な遺伝子の組み合わせを持って生まれていて、その特別な遺伝子によって、彼の先天的能力は決められている。一方、獲得された能力―これは価値が高く、また、適切な投資によって増強されることができる―は、人的資本として取り扱われるだろう。」
ビジネス用語としての人的資本を、我々は以下に示す要因の組み合わせとして、記述することができるだろう。
1、人と仕事とを結びつけるところの(人としての)特質―知性、活力、問題へのポジティブな態度、信頼感、コミットメント
2、学習能力―適応力、想像力、創造力、現場勘、(物事をどのように処理するかについての)実践的知識
3、情報や知識を共有しようとする積極性―チーム精神、目標志向
・・・本書より
参考URL
添付ファイル
目 次 第1章 人材の効果的活用
第2章 企業ゴールへの人的資本の貢献度をどのようにして測定するか
第3章 プロセスへの人的資本の影響をどのようにして測定するか
第4章 人事組織が生み出す付加価値をどのようにして測定するか
第5章 包括的な人的資本価値報告書
第6章 人的資本分析論―測定の最前線
第7章 予測分析論―先行指標と無形資産の評価尺度
第8章 改善のための重要施策の結果を、どのように測定し、価値評価するか
第9章 アウトソーシング―新しい業務モデル?
第10章 どのようにしてゲームを変えるか
第11章 11の原則、7つのスキル、そして5つの評価尺度

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